ウルトラミラクルラブストーリー [映画]

あらすじ

青森で農業をしながら一人で暮らす子どもみたいな青年・陽人(松山ケンイチ)はある日、
東京からやってきた保育士の町子(麻生久美子)に生まれて初めての恋をする。
町子が青森に来たのはカミサマと呼ばれる占い師に会うため。
なぜなら事故で死んだ元カレの首がまだ見つかっていないから…。
けれどもそんな噂なんておかまいなしの陽人は、毎日町子先生に会いに行く。
強すぎる思いは嘘みたいな出来事を次々と巻き起こして…。
(wikiより転載)


ぬうう。
邦画の単館系ってのは、けっこうこういう作品があって、
その度に解釈に困ります(笑)
なんていうか、
「ビレッジヴァンガードで店員がオススメしてそう」
って言ったらわかります?(笑)
雰囲気押しなんですよ、要するに。
「考えるんじゃない、感じるんだ!」と強要されてる感じ。
別に、ブル-ス・リーになりたいわけじゃないし、って言いたくなります(笑)

あ、でも、ビレッジヴァンガードは好きですよ、念のため(笑)


以下、ネタバレとか気にせず書くんで、知りたくない人は回れ右(笑)


子供みたいな青年、と表現してるけど、
まあ、おそらく知的障害者ですよね陽人は。
その陽人が恋をして、農薬を浴びてまともになって、
でも、それにも限界があって…
と、「アルジャーノンに花束を」的なお話かな、と勝手に推測してたら、
途中からただのトンデモ話になっちゃった。
あ、だから、ミラクルなのか(笑)

農薬浴びてまともになってもいいし、
心臓止まって生きててもかまわないし、
陽人が首なしの要(町子の元彼)に会ってもいい。
でも、何が腑に落ちないかって、
ちゃんとラブストーリーしてないんですよね。

陽人は一目ぼれ、それはOK。
でも、町子が陽人と一緒にいようと思った理由がわからない。
最初はただ観察したかっただけ?

陽人が心臓止まっても生きてるのは、
「百万回生きた猫」のようなもので、
ちゃんと愛されるまで生き続けるのかとも思ったんだけど、
そういう感じでもなかった。
途中、町子が進化について話すシーンがあるけど、
陽人はただの進化した人間だったって事?

ああ、もう、いいや。
この辺は理解は放棄(笑)


それから、ラストシーンが意味わからなすぎ。

町子が数人の子供とだけピクニックしてる事。(大人数なら保母さんだからわかる)
その子達とハンカチ落としならぬ、「脳みそ落とし」をして、それを楽しんでる事。(脳みそは陽人の脳みそ)
熊が出てきて、それに躊躇なく脳みそを投げる事。(繰り返すけど陽人の脳みそ)
熊がホルマリン漬けであろうその脳みそを普通に食う事。(ホルマリンて臭いでしょ)
それを見て、町子が微笑む事。(????)

全部、意味わからんわ(笑)
うん、これも放棄(笑)


んで、ガラッと話題変えますけど、
こういう作品を見ると、
「自己満足と伝える事の境目」ってものを、強く意識してしまいます。

この作品は自主映画を撮ってきた監督のメジャー初作品だそうですが、
自主映画ならこれでよかったんじゃないですかね。
自己満足で終わっても許されるから。

表現したものが伝わらないって、
表現者として恥ずべき事な気がするんですよ。

「わかってくれる人だけわかってくれればいい」って、
作品を発表した責任から逃げてないか?とまで思います。
まあ、100%理解してもらうってのは、もちろん無理ですけどね、
その努力くらいは見せてほしいです。

どんなにマニアックな監督だって、ちゃんと名が売れてる人は、
どこかに人を惹きつける部分は作ってますからね。
一度名が売れてから、好きな事をするべきじゃないのかな。




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